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2025年リニューアルオープン “沖縄で起業なら名護”

nagonova -ナゴノバ –

沖縄県北部の名護市に位置する「nagonova – ナゴノバ -(以下nagonova)」。 2021年の設立以来、500回にのぼるイベント運営と3万人の来場を達成。ビジネス領域でのプログラム・コミュニティ運営では10人の起業家を輩出し、沖縄県北部の新たなビジネス・コミュニティ拠点となっている。
昨年からは運営が株式会社アルファドライブ(代表取締役社長 兼 CEO 麻生要一)へと移行し、新たな強みとして創業相談窓口を開設。この地域だからこそ生まれる”沖縄色”のビジネスと起業家を応援している。

「nagonova」外観(写真クレジット:Masaki Komatsu)

nagonovaはどんな施設?

「nagonova」は2021年1月、『やってみたいが生まれる場』をコンセプトに、株式会社Social Designが「コミュニティ・パーク coconova(ココノバ)」という名称で設立した。 2024年7月に株式会社アルファドライブが事業を承継した後も、従来の施設機能と提供サービスは変わらない。

入口には、これまでのイベントの様子が展示されている

活用方法①誰でも利用できるオープンスペース

入ってすぐに広がる誰でも利用可能なスペース

2階のオープンスペースは誰もが無料で利用できる。イベントスペースとして貸し出しも行っており、過去にはコンサートや結婚パーティーが行われたことも。
畳張りの小上がりのようなベンチは、くつろぎながら読書をしたり企画を考えたりするのにぴったり。大きなテーブルは、パソコン作業をしたり調べものをするのに便利だ。組み合わせると舞台ステージへの階段にできるというかなりクリエイティブな本棚には、そのほとんどが寄贈されたものだという沢山の本が並ぶ。

クリエイティブで自由な空間の中で、さまざまなアイデアが生まれそう

地域住民がふらっと立ち寄ったり、移住したビジネスパーソンが友人を作りに来たりと、さまざまな人が訪れるという。

<利用できるサービス>

  • レンタルスペース
  • ギャラリースペース
  • バー
  • フリーマーケットやワークショップの開催


「やりたい」を叶える場所にしたいという想いがあり、基本的なサービス以外にも、「こんなことをやってみたい!」という新しい企画やチャレンジに向けた相談も大歓迎だ。

取材時は書き初めスペースもあり、利用者が自由に文字を綴っていた

取材に訪れた日は、ギャラリースペースが書き初めスペースに。
利用者が自由に文字を綴り、自分で飾るという体験ができるようになっていた。ギャラリースペースは自分の作品を展示したり、ライブペインディングのスペースにも活用されている。

活用方法②起業家たちのワーキングスペース

1階は有料のコワーキングスペース

1階は、起業家やフリーランス向けのコワーキングスペース。(有料)
バーチャルオフィス、サテライトオフィスとしての使用も可能で、ワーケーションプラン、沖縄北部で支社をつくりたい企業向けのプランもある。

<利用プラン一部紹介>

  • ドロップイン(1時間500円など)
  • 月額会員(法人、個人)
  • 学生料金   など

※nagonovaコワーキングスペースページよりご相談ください。https://alphadrive.okinawa/nagonova/coworking

普段のオフィスにはない出会いや気づきにあふれているという。 名護の独特な時間と創造性を刺激する自然の中で働けるスペースだ。

活用方法③新たに設立された「創業相談窓口」

今回のリニューアルのタイミングで新たに設置された「創業相談窓口」も大きな強みだ。

「沖縄で起業するなら名護が絶対いい」と強調する麻生社長

ご存じない方も多いかもしれないが、名護市は全国で唯一「経済金融活性化特別地区」に指定されており、最大40%の所得控除をはじめ、税額控除や特別償却など、創業者にとって非常に魅力的な税制優遇がある。

nagonovaを起点とした琉球アルファドライブでは、名護で起業を考える人々に有益な情報を提供するとともに、行政や支援機関と連携し、スムーズな起業と地域との関係構築を支援する。また、沖縄で創業した企業が多面的に成長し、持続可能な発展を遂げるための新規事業開発支援も行うという。

プログラムによっては、専任コンサルタントによる数カ月にわたる支援を受けることができ、事業計画の策定から実行体制の構築までを相談できる。

創業相談窓口の詳細はこちらから。

事業承継の背景

今回の nagonova のリニューアルには、いくつかの理由がある。

麻生社長によると、まず前提として、この 10 年で沖縄のスタートアップエコシステムが大きく成長してきたことが挙げられる。
コザや那覇ではすでにエコシステムが形成されつつあるが、名護にはまだ未開拓の部分が多い。しかし、ジャングリア沖縄の開業により 1,000 人以上の雇用が生まれ、ビジネストリップを含めた観光の活性化が期待されている。

この流れの中で、北部のインキュベーション施設を本格化させることは、地域経済にとって追い風になると考えられる。

名護でしかできないインキュベーション施設

nagonova の運営において大切にしているのは、コザや那覇と同じものを作るのではなく、北部ならではのユニークな環境を活かすことである。ここには圧倒的な自然の資産があり、美しい海や特別な空気が流れている。こうした要素と経済活動が融合することで、ここでしか生まれない起業家が誕生することが期待される。

また、運営に関しては、新しい事業承継のモデルを模索している。創業者たちは今後も FOUNDER として関わり続け、彼らが大切に育ててきたこの場所が、新たな事業や挑戦につながるよう支援を続けていく。共同オーナー制度(Co-Ownership)の導入や、ローカルパートナーとの協力を通じて、共創的な発展を目指しているという。

nagonovaから未来の起業家へのメッセージ

麻生社長:
「名護は『経済金融活性化特別地区』に指定されているため、沖縄で法人を設立するなら名護は非常におすすめの場所です。起業に関心のある方は、ぜひ気軽に相談に来てください。現在県外に住んでいる方でも、オンラインでの相談が可能です。
また、名護市はスマートシティ構想を掲げ、地域課題の解決やまちの賑わいの創出、産業クラスターの実現、人・文化の発展、の3つの要素でその実現にむけた取り組みが進められており、実証実験がしやすい環境が整っています。多くの協力者とともに、スピーディーに事業を進められるのも大きな魅力です。
沖縄は“万国津梁”の精神を持つ地域であり、日本国内でありながら独自の文化や仕組みを持ちます。沖縄ならではのテクノロジーやスタートアップがここから生まれ、それらを広く発信する基盤が整いつつありますね。沖縄のスタートアップエコシステムは、各エリアごとに異なる特色を持ちながらも、プレーヤー同士が密接に関わることで成長しているため、この仕組みが全国のモデルケースとなるような先進的なエコシステムを構築していけるのではないかと期待しています。」

地域に根ざしたスタートアップの拠点

nagonova が描くビジョンは明確である。それは、“ここでしか生まれないビジネスと起業家” を育むことである。

アルファドライブは新規事業支援を行う企業として、地域ごとのビジネス創造を通じて社会課題の解決や日本全体の発展を促すことを目標としている。その中で、nagonova は沖縄北部におけるビジネス創出の拠点として、新体制のもとさらなる進化を遂げている。

沖縄全体のスタートアップエコシステムを担う重要な存在として、その役割への期待はますます高まっている。

利用者の声

名桜大学に通うコミュニティスタッフ

比嘉すみれさん

「最初は学生ボランティアとして関わり、現在はコミュニティスタッフとして運営に携わっています。名護にはさまざまな地域から多様な人が集まり、その出会いが本当に面白いです。
私は那覇出身ですが、4年間名護で暮らして、すっかりこの街が大好きになりました。ここで出会った人たちを通じて、新しい活動が生まれることも多く、大学の外でこんなに素敵な場所に巡り合えたことがとても嬉しいです。開放的で、ふらっと立ち寄れるのも魅力ですね。私にとって、nagonovaは貴重な出会いの場になっています。」

取材・文/稲福 加奈

nagonova -ナゴノバ –

施設詳細

住所:沖縄県名護市宮里 1004番地
営業時間:火曜日~日曜日 10:00~18:00
定休日: 月曜日
利用料金:1階のみ有料(詳しくはHPをチェック)
設備:Wi-Fi、MTG可能、読書可能、作業可能、2階は利用料無料 etc

ウェブサイト
https://alphadrive.okinawa/nagonova

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